ウェブ会議、ようやく政党でも(写真でみる永田町)

世の中では当たり前になりつつあるウェブ会議が永田町でもようやく広がり始めています。自民党青年局は20日、党本部にいる国会議員ら約50人と熊本、静岡両県にいる地方議員らとをつなぐウェブ会議を初めて開きました。来年の統一地方選や参院選を見据えた各地の活動状況を報告し合いました。

会議は紙の文書を使わないペーパーレスで開催。スマートフォン(スマホ)でQRコードを読み取り、資料を表示できるようにしました。佐々木紀青年局長は「民間に働き方改革やデジタル社会への対応を求めている政治側が変わらないと説得力がない」と話しました。もっとも、会議で使った設備は党本部のものではなく、議員個人が用意しました。

国民民主党も党本部と地方組織をつなぐウェブ会議を導入済みです。選挙情勢などの共有に役立てています。立憲民主党は導入を検討中です。
国会議員は自身を支援してくれる地元の団体などに足しげく通いたいのが本音です。ウェブ会議が広く導入されれば、選挙区での滞在時間が増え、議員の地盤強化にも一役買うかもしれません。(竹内悠介)