2019年3月24日(日)

モバイルで学術情報SINETに接続、実証開始

2018/12/21 13:52
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国立情報学研究所(NII)は2018年12月20日、携帯電話(モバイル)回線から学術情報ネットワーク「SINET(サイネット)」に接続できるサービス「広域データ収集基盤」の実証実験を12月21日から始めると発表した。従来、大学や企業などはSINETへの接続に有線回線を用いていた。SINET専用のSIMカードを研究者に提供することで、あらゆるモノがネットにつながるIoT関連の研究を促進する。

SINET「広域データ収集基盤」のイメージ(出所:国立情報学研究所)

SINET「広域データ収集基盤」のイメージ(出所:国立情報学研究所)

携帯電話大手3社が提供するネットワーク内で、SINET専用の仮想ネットワークを構築する。大学が持つ計算環境のほか、商用のクラウドサービス、同実証の協力会社が提供するサーバーやストレージが使える。協力会社はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)ジャパン、NTT東日本、日本マイクロソフトなど。各社のサービスを研究向けの価格で利用できる。

実証テーマは公募で選ぶ。現在、畜産や農業、屋外のロボット制御など、複数の分野から28件のテーマを採択済みだ。実証期間は20年3月まで。NIIは広域データ収集基盤の本格提供を20年4月以降に予定する。

SINETはNIIが構築、運用する情報通信ネットワークで、現在900の大学や研究機関が加入する。「インターネットとは切り離されたセキュアな環境で学術情報を扱えるのが特徴だ」(NIIの漆谷重雄副所長)。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 斉藤壮司)

[日経 xTECH 2018年12月20日掲載]

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