2019年3月26日(火)

みずほ銀、AWSに60システム移行 19年度から順次

2018/12/21 11:40
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日経クロステック

アマゾン・ウェブ・サービス日本法人(AWSジャパン)は2018年12月20日、クラウド事業AWSのビジネスインテリジェンス(BI)サービス「Amazon QuickSight」の説明会を開催した。同サービスのユーザー企業として登壇したみずほ銀行は、60システムを順次AWSに移行する計画を明かした。

左からAWSジャパンの瀧澤与一技術統括本部エンタープライズソリューション本部本部長、大創産業の丸本健二郎情報システム部システム開発1課課長、みずほ銀行の山泉亘個人マーケティング推進部調査役と、同じく個人マーケティング推進部に所属する杉山雅彦氏

左からAWSジャパンの瀧澤与一技術統括本部エンタープライズソリューション本部本部長、大創産業の丸本健二郎情報システム部システム開発1課課長、みずほ銀行の山泉亘個人マーケティング推進部調査役と、同じく個人マーケティング推進部に所属する杉山雅彦氏

みずほ銀行は情報系システムの基盤にAWSを採用したと説明した。「既に権限管理やログ収集など担う共通基盤は構築済み。19年度から60システムを順次移行する」(個人マーケティング推進部の山泉亘調査役)。AWSを選んだのは「安価な点やユーザー数の多さを重視した」から。同氏は「ユーザー数の多さは信頼の証しであり、トラブル時も解決策を見つけやすい」と話す。

みずほ銀行が整備したAWS活用環境

みずほ銀行が整備したAWS活用環境

■ダイソー、BI基盤移行で費用8割減

国内外に5000店舗以上の100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業も、QuickSightのユーザー企業として登壇した。同社は従来、オンプレミス(自社所有)環境でBIツールの「QlikView」を使っていた。情報システム部システム開発1課の丸本健二郎課長は「リソースに限りがあり、処理の遅さや大量のデータを分析できないという課題があった」と振り返る。

課題解決のためクラウド化を決断。当初はAWS上でBIツールの「Tableau」を仮想マシンにインストールする構成を考えた。ところが仮想マシンの運用負荷に加え、AWSのDWH(データウエアハウス)サービスも使う必要があり「コストを試算すると月額1万4300ドル(約160万円)かかると分かった」(丸本氏)。

QuickSightなどを使って構築した大創産業のBI基盤

QuickSightなどを使って構築した大創産業のBI基盤

コスト軽減のためQuickSightのほか、オブジェクトストレージの「Amazon S3」やデータ分析サービスの「Amazon Athena」、ETL(抽出、変換およびロード)サービスの「AWS Glue」を組み合わせたサーバーレス構成を採用した。この結果、「運用費は月額2400ドル(約27万円)と、当初考えた構成に比べて85%近く抑えられた」(同)という。

(日経 xTECH/日経クラウドファースト 井原敏宏)

[日経 xTECH 2018年12月20日掲載]

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