ドローン妨害で英空港が閉鎖、軍出動も操縦者見つからず

2018/12/21 2:22 (2018/12/21 9:46更新)
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【ロンドン=篠崎健太】英ロンドン近郊のガトウィック空港付近で複数のドローンが飛んでいるのが目撃され、19日夜から同空港の滑走路が閉鎖された。ドローンは20日も見つかり、航空機が離着陸できない状態が終日続いた。地元警察は「意図的な妨害行為」とみて捜査に乗り出し、軍も出動したが操縦者は見つかっていない。運航の混乱は21日も残る見通しだ。

乗客であふれる英ガトウィック空港のターミナルビル(20日)=ロイター

乗客であふれる英ガトウィック空港のターミナルビル(20日)=ロイター

警察はテロとの関連を示す証拠は現時点で見つかっていないと説明している。メイ首相は同日の記者会見で「違法行為だ」と強く非難した。

空港によると、2機のドローンが目撃されたとの通報を受け、安全のため19日午後9時3分に滑走路を閉鎖した。20日もドローンが上空を飛んでいるのが断続的に確認され、深夜まで運航が全面的に止まった。到着予定だった便は英国内の他の空港に目的地を変更するなどの対応策をとった。

ガトウィック空港はヒースロー空港に次ぐ英国で2番目に利用者数が多い空の玄関口だ。クリスマス休暇に入る混雑期で、20日は計760便、約11万人の乗客が出発を予定していたという。機材繰りの問題などで運航の乱れは21日も続くとみられる。英メディアによると警察や軍はドローンの撃墜も検討しているが、21日未明の時点で事態打開には至っていない。

ドローンが飛行中の航空機に衝突すれば大惨事につながりかねない。空港周辺での飛行が増えたことを受け、英国では7月、法律で空港から1キロ以内の領域でのドローン飛行が禁じられた。違反者には最大で禁錮5年の刑が科される。

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