2019年3月22日(金)

台湾・統一企業が韓国飲料企業を買収へ 250億円、アジア展開加速

2018/12/20 21:55
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【台北=伊原健作】台湾の食品最大手、統一企業は20日、韓国の老舗飲料メーカー、熊津(ウンジン)食品を買収すると発表した。2億2900万ドル(約250億円)を投じて74.8%の株式を取得する。韓国市場に参入するとともに、製品開発やマーケティングの手法を取り込んでアジア展開を加速する狙いだ。

ウンジン食品の株式を保有する韓国の投資会社側と20日、買収契約を締結した。売却に向けた入札に統一側が応募し、約2カ月間にわたり協議を続けてきたという。買収完了の時期など詳細は明らかにしていない。

ウンジン食品は主に韓国市場向けに、ジュースやお茶、コーヒーなどの清涼飲料を製造販売している。傘下には菓子などを手掛ける食品会社もある。統一は製造ノウハウやブランド力を取り込み韓国市場に参入する。

統一は台湾でコンビニ「セブンイレブン」なども展開する複合企業。中国大陸市場では飲料やインスタントラーメンなどで高いブランド力を持つ。ただ中国での競争激化や貿易摩擦による消費減速に直面するなか、中華圏以外のアジアでの成長を模索している。今回の買収で韓国企業のマーケティング手法などを吸収し、アジア展開を加速する構えだ。

ウンジン食品の設立は76年で、87年に新興財閥のウンジングループに買収された。2012年の同グループの経営破綻などに伴い、14年には韓国の投資会社ハーン・アンド・カンパニーの傘下に入っていた。

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