2019年1月18日(金)

菊水化学元常務が無罪主張 塗料データ漏洩事件で初公判

中部
2018/12/20 21:00
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日本ペイントホールディングス(大阪市)の製品データを競合する菊水化学工業(名古屋市)に漏らしたとして、不正競争防止法違反(営業秘密開示)罪に問われた同社元常務、橘佳樹被告(64)の初公判が20日、名古屋地裁(吉井隆平裁判長)で開かれた。橘被告は「不正競争防止法違反はしていない」と無罪を主張した。

起訴状によると、橘被告は日本ペイントHDの子会社に勤めていた2013年1月ごろ、営業秘密として保管されていた建築用塗料の原料や配合量などのデータを複製。菊水化学工業に転職した後、不正な利益を得る目的で同社の社員に伝えたとされる。

検察側は冒頭陳述で「(漏洩したのは)日本ペイントの塗料開発の基盤となるデータだった。橘被告は営業秘密として厳格に管理することに同意していた」と指摘。転職後に自身の評価を高めるためにデータを漏らしたと述べた。

弁護側は、データが営業秘密には当たらず、不正な利益を得る目的もなかったと主張。「データは当時の最新のものではなく、特許公報や製品の分析によっておおよそ見当がつくはずだ」と反論した。

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