2019年6月19日(水)

JR北、札沼線沿線に18億円 20年廃線で4町と合意

2018/12/20 22:30
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JR北海道は20日、札沼線(北海道医療大学―新十津川)を2020年5月7日に廃止することで沿線4町と正式に合意した。月形町役場でJR北側と4町とが開いた会合で決めた。廃線後のバス転換や街づくりにJR北が計18億1600万円を支援するとの覚書に4町長とJR北の島田修社長が同日調印した。

JR北海道の島田社長(右)に沿線自治体側が廃線の同意書を手渡した(20日、月形町)

JR北が4町に支払う18億円強の内訳は、バス転換にかかる自治体負担の20年間分として14億8600万円、沿線の街づくりへの支援に3億3000万円。鉄道とバスの定期運賃の差額分もJR北が保証し、鉄道や関連設備の土地は無償譲渡する。医療大―石狩月形間は片道15本からバス転換後に18本と増便。医療大駅には鉄道とバスの乗り換えターミナルを設ける。

医療大―新十津川間の17年度の輸送密度(1キロあたりの1日の平均輸送人員)は57人と、道内最低水準。同年度には営業費用3億2900万円に対して収入は1500万円にとどまり、3億円余りの赤字だった。大型連休の終了翌日を廃止日とし、鉄道ファンの来訪増に配慮した。

月形町の上坂隆一町長は「断腸の思い。20年後、50年後に私たちの決断は間違っていなかったと思ってもらえるような街と交通網をつくる役割を果たしていかねばならない」と話した。島田社長は「この地域の将来にわたる持続可能な交通体系の確立へ協力するとともに、街づくりや観光振興にも地域と一緒に取り組む」と応じた。

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