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2本柱抜けたオリックス 山本、沢田ら若手に期待

2018/12/23 6:30
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エース金子弌大(旧名千尋)は日本ハムへ、エース格の西勇輝は阪神へ。二本柱を同時に失ったオリックス投手陣は、一体どうなるのか。西村徳文新監督は2010年、ペナントレース3位のロッテを日本一に押し上げた下克上の業師。その人をもってしても、今回の投手陣立て直しはとんでもない大仕事だ。

金子に続いて西(写真)にも去られ、投手陣の再建が急務に

心配の種はまだある。前年、クローザー平野佳寿が大リーグ入りしたのに続き、このオフには右肩故障からの復活が期待されていた中継ぎの中心、佐藤達也が引退した。

先発陣の悩みはもっと深刻だ。今年の春先は新外国人アルバースが快調に勝ち進み、金子の不調をカバー。6月までに9勝を挙げたが、8月に腰痛で戦列を離れた。それでも球団は帰国治療する同投手と19年からの2年契約を交わした。それだけ高く評価しているのだが、回復具合は不透明のままだ。

新人の田嶋大樹も故障に泣いた。6月までに6勝して新人王争いに躍り出たが、左ひじを痛めて脱落した。ソフトバンクから3勝した左腕の回復がないと、先発陣のコマが足りない。

しかし、悲観的になるばかりだと先は開けない。投手陣再構築のキーマンになるのではないかと思われる若手3人を独断で挙げると……。

山本由伸(20)。17年に宮崎・都城高からドラフト4位で入団。1年目に5試合先発して1勝1敗。2年目の今年はクローザー増井浩俊につなぐセットアッパーで大活躍した。来季は先発復帰を希望している。制球と度胸がよく、増井とのダブルストッパーがいいのではないか。

沢田圭佑(24)。17年にドラフト8位入団。立大の主力投手だったが、大阪桐蔭高で藤浪晋太郎(阪神)の控えだったと言われることが多い。それに反発するように、多彩な変化球を駆使して勝負強い投球を見せる。心身ともにタフなので、使い勝手がいいと重宝されるだろう。

富山凌雅(21)。今年のドラフトで指名した即戦力の社会人投手3人の一人(トヨタ自動車)で、4位指名の左腕先発候補。打者の内懐をつく速球に威力がある。オリックスは17年山岡泰輔(東京ガス)、18年田嶋(JR東日本)と、社会人の好投手を続けて獲得している。富山もその系譜のヒットになるか。

このほか、来春キャンプで入団テストをする成瀬善久(ロッテ―ヤクルト)にも注目だ。33歳だが、ここ2年は故障で勝ち星なし。余力はあるのか。ロッテ時代に使った西村監督は、成瀬の真剣な生きざまを若手に見せたいのではないか。

(スポーツライター 浜田 昭八)

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