脱炭素化へ定まらぬ姿勢、看板と実態に食い違い
「エネルギー 日本の選択」パリ協定実施へ(下)
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「再生可能エネルギーへのさらなる強固な投資が必要だ」。第24回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP24)が開かれていた9日、会場近くのホテルに民間企業や投資家、政府関係者ら約300人が集まり、強い調子で訴えた。
温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」は世界の気温上昇を産業革命以前より2度未満に抑えることを掲げる。集まった企業からは再生エネの活用拡大だけでなく、石炭火力発電所の運転停止といった先進...