ビッグデータで成績アップ、「学習解析」研究広がる
科学記者の目 編集委員 久保田啓介
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学びに関する様々なデータを分析し、成績アップに役立てよう――。IT(情報技術)や人工知能(AI)を活用した「学習解析(ラーニングアナリティクス)」が日本の教育現場でも広がり始めた。教育とテクノロジーが融合した「エドテック」が急速に進展し、学びのビッグデータが容易に集まるようになったことが背景にある。学習解析で得られた成果が認知科学やAIの研究に還元され、相乗効果を生むとの期待も膨らんでいる。