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ベルギー首相が辞意、移民政策巡り連立崩壊で

【ブリュッセル=森本学】ベルギーのミシェル首相は18日、国会で辞意を表明した。連邦議会第1党が移民政策を巡ってミシェル首相と対立して連立政権を離脱し、少数与党による不安定な政権運営に陥っていた。ミシェル氏から辞表を受け取ったフィリップ国王は判断を保留。週内にも、ミシェル氏に暫定的に首相にとどまるよう求めるか、他の政党に新たに組閣を要請するかなどを決める見通しだ。

首相辞任のきっかけとなったのが、国連が12月上旬に採択した移民保護のための国連移民協定を巡る閣内の足並みの乱れだ。移民に強硬姿勢をとる第1党の地域主義政党「新フランドル同盟」が採択に反発するなか、リベラル系の「改革運動」を率いるミシェル首相は採択を強行。連立与党から新フランドル同盟が離脱し、同党の閣僚5人が一斉に辞任するなど内政混乱に陥っていた。

ベルギーでは10月の統一地方選で「反移民」を訴える極右「フラームス・ベラング」が勢いを回復。16日には首都ブリュッセルのEU本部周辺で、国連移民協定の採択への抗議デモに参加した一部の極右支持者が暴徒化して警察と衝突する事態となった。

新フランドル同盟が与党離脱を選んだ背景には、こうした反移民感情の高まりがある。移民協定の採択に応じれば、より強硬なフラームス・ベラングに支持者を奪われるとの危機感が働いた。ベルギーでは5月に連邦議会選挙を控えており、選挙を意識した駆け引きが表明化した格好だ。

ミシェル首相は左派系野党との連携を模索したが、逆に野党から不信任決議を突きつけられ、辞意表明に踏み切った。

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