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大嘗宮、敷地面積8割に 一部プレハブ化も

宮内庁は19日、2019年11月に行われる代替わりの皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の会場を前回の8割程度に縮小すると発表した。祭祀(さいし)の様式は踏襲しつつ「大嘗宮」の一部の建物をプレハブ化し、屋根や柱も安価で調達しやすい素材に切り替える。

平成の代替わりで皇居・東御苑に設営された大嘗宮(1990年11月)=共同

同庁は「人件費や資材価格の上昇など社会情勢の変化に応じて見直した」と説明している。ただ、経費節減分では人件費、資材価格の上昇を吸収しきれず、建設にかかる費用は前回の14億円を超える見通しだ。

19日に開いた代替わりに関する諸行事を議論する「大礼委員会」の第3回会合で、19年11月14~15日に執り行われる大嘗祭の準備方針を取りまとめた。

1990年に営まれた前回の大嘗祭では、皇居・東御苑内の約100メートル四方の敷地(約8500平方メートル)の内外に、大小40棟の木造の建物(延べ床面積は約3200平方メートル)を造営。費用は建設費約14億円を含め、総額約25億円にのぼった。

宮内庁は神前に供える食事をつくる「膳屋(かしわや)」と呼ばれる建物などを景観に配慮しながら木造からプレハブに変更し、工期を短縮。新天皇が新穀を供え国民の安寧を祈る「悠紀殿(ゆきでん)」や「主基殿(すきでん)」の屋根材を萱(かや)ぶきから板ぶきに改める。外周を囲む垣根の高さも2.5メートルから1.1メートルに抑える。

招待者数を前回の約930人から700人に減らしたことに伴い、参列者が着席する「幄舎(あくしゃ)」も33%縮小する。

会場全体の規模は約6500平方メートルと2割小さくなり、延べ床面積も約2600平方メートルに縮小。整地や原状回復にかかる費用、完成後に地面に敷き詰める白砂利代などの節約につなげるという。儀式で使う装束も一部は修繕して再利用する。前回は、大嘗宮が3カ月で破却、資材が廃棄処分されたことに批判も出た。今回は「可能な限り再利用したい」(西村泰彦次長)として、今後、活用法の検討を進める。

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