2019年2月20日(水)

グラブのウーバー統合 ベトナムの競争法違反の可能性

東南アジア
アジアBiz
2018/12/19 16:43
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【ハノイ=大西智也】ベトナムの独占禁止法当局は、シンガポールの配車大手グラブに対して競争法違反に該当する可能性があるとの見解を下した。3月に米ウーバーテクノロジーズの東南アジア事業の買収を決めた時点のシェアが50%を超えていたと結論づけた。最終判断を下す国家競争評議会が年内をメドに最終結論を出すが、事業停止や罰金などを求められる可能性がある。

複数の地元メディアが19日までに報じた。グラブはウーバー買収後のベトナム国内における既存タクシーも含めたシェアが30%未満と説明していた。だが、ベトナムの競争局(VCA)は5月にグラブのシェアが50%を超えている可能性があるとして、ウーバーとの統合に関する調査を始めていた。

国家競争評議会がグラブのシェアを50%以上と判断すると、事業停止やサービス縮小などの措置を求められる可能性がある。その場合、グラブは裁判所への提訴で対抗するもようだ。ベトナムでは同業大手のゴジェック(インドネシア)が参入するなど競争が激しいが、最大手のグラブが高いシェアを維持している。

グラブを巡ってはマレーシア政府も公平な競争環境の維持を理由に配車サービス企業に対して規制強化に乗り出している。東南アジア全域で高いシェアを誇るグラブに逆風が吹き始めている。

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