2019年7月20日(土)

スタートアップ、金沢で競う 優勝はエアロネクスト

2018/12/19 14:21
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スタートアップ企業や投資家らが集まる国内最大級のイベント「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」が19日までの3日間、金沢市で開かれた。事業プランを競うコンテストには14社が参加。「スタートアップの登竜門」と言われる舞台で、各社はテクノロジーを駆使した独自のビジネスモデルを投資家らにアピールした。

事業モデルを競う「ローンチパッド」ではエアロネクストが優勝した(前列左から3人目が田路圭輔社長)

優勝したのはドローン開発のエアロネクスト(東京・渋谷)だった。プロペラなどの飛行部とカメラや荷物を載せる部分を別のフレームにし、機体の重心を安定させるドローン制御技術が強みだ。耐風性や機動性が高まるといい、物流や点検など産業用ドローンの幅広い用途に使える。

田路圭輔社長は「(ドローン世界最大手の中国)DJIが作るのは飛ぶスマートフォン。我々は空飛ぶロボットという全く違う市場で勝負する」と世界展開を見据えた意気込みを語った。エアロネクストは2018年に入り、ベンチャーキャピタル(VC)のBダッシュベンチャーズ(東京・港)が主催する起業家イベントなどでも相次いで受賞している。

仮想現実(VR)システム開発を手がけるバーチャルキャスト(札幌市)が2位に選ばれた。VR空間で動かす3次元キャラクター「バーチャルユーチューバー(Vチューバー)」の動画をユーザーが手軽に配信できるサービスをドワンゴと組んで提供している。

3位は、電話営業の効率を人工知能(AI)で分析するレブコム(東京・渋谷)。営業担当者と顧客の会話をデータ化して沈黙の時間の長さなどを測り、改善に結びつけるサービス「MiiTel(ミーテル)」を10月に始めた。

IVSで開く事業コンテスト「ローンチパッド」は過去にもクラウドソーシング大手のクラウドワークスやネット求人サイトのウォンテッドリーなど、後に上場を果たした成長企業を輩出しており、注目度が高い。

IVSはベンチャーキャピタル(VC)のインフィニティ・ベンチャーズ(東京・港)が07年に始めた。年2回開くイベントは招待制で、有力経営者や投資家らのパネルディスカッションなどを2~3日かけて実施している。今回も国内外から約600人のスタートアップ関係者が集まり交流を深めた。6月には海外で初となるIVSを台北で開いた。次回は19年夏に神戸での開催を予定する。

(山田遼太郎)

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