2019年1月17日(木)

被告の男に死刑判決 寝屋川中1男女殺害 大阪地裁

社会
2018/12/19 14:07 (2018/12/19 15:33更新)
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2015年8月に大阪府寝屋川市の中学1年の男女が殺害された事件で、殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の裁判員裁判の判決公判が19日、大阪地裁であった。浅香竜太裁判長は「出会ったばかりで年齢差も体格差もある2人を殺害しており、生命軽視の態度が著しい」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は判決を不服として控訴した。

大阪府寝屋川市の中学1年男女を殺害したとして、殺人罪に問われた山田被告の判決公判が開かれた大阪地裁の法廷(19日午後)=代表撮影

浅香裁判長は判決理由で、法医学者の所見などをもとに、男子生徒の死因は山田被告が殺意をもって頸部を圧迫したことによる窒息死であると認定。体調が急変したとする山田被告の供述は「虚偽と言わざるを得ない」とした。

女子生徒の頸部を殺意をもって圧迫したとする検察側の主張も認定。浅香裁判長は「人間の急所である首を絞め続けることが危険の高い行動であることは当然分かっていたはず」とした。

争点の一つだった山田被告の責任能力は、犯行前後の交際相手とのやりとりや証拠の隠滅を図ったとみられる検索履歴などから冷静な行動を取っていたと判断し、完全責任能力があると結論づけた。

一方で犯行は人格の偏り(反社会性パーソナリティー障害)が影響しているとも言及。「虚偽の供述をして今なお自ら犯した罪に向き合っていない」と述べ、更生は困難と指摘した。

弁護側は最終弁論で、男子生徒に対する殺人罪について「熱中症などの体調不良で死亡した疑いが排除できない」として無罪を主張。女子生徒については「殺意はなく、口を押さえた手が首にいってしまった」として傷害致死罪にとどまると訴えていた。

また、被告は対人関係が苦手な自閉スペクトラム症(ASD)で、犯行当時は心神耗弱状態で責任能力が著しく低下していたと主張していた。

判決によると、山田被告は15年8月13日、大阪府内やその周辺で男子生徒の頸部を圧迫し、窒息死させた。また同日、女子生徒の頸部の圧迫などにより、窒息死させたとされる。

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