安住氏ら立民会派入りを伝達 衆院で70人規模に

2018/12/18 12:53
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衆院会派「無所属の会」の大串博志幹事長は18日、同会派の13人のうち安住淳元財務相ら6人が立憲民主党の会派に入る意向を福山哲郎幹事長に伝えた。会派入りするのは安住、大串両氏のほか中村喜四郎、中川正春、江田憲司、黒岩宇洋の各氏。立民会派は70人規模に膨らむ見通しで、立民を核に野党勢力が結集する構図が鮮明になる。

立憲民主党常任幹事会であいさつする枝野幸男代表(18日、国会内)

無所属の会の会派総会(18日、国会内)

立民の枝野幸男代表は同日の常任幹事会で「理念、政策に賛同して、実力のある方が加わるのは大変歓迎すべきだ」と述べた。玄葉光一郎元外相はすでに立民会派入りを当面見送る方針を表明した。無所属の会代表の岡田克也元副総理や野田佳彦前首相ら残る6人は来年1月上旬までに決める考えで、大半が立民会派に入る見通しだ。

会派は国会の委員会ポストや質問時間など活動をともにする単位だ。野党第1党の立民会派は現在58人いる。70人規模に増えれば国民民主党会派(37人)の2倍近くになる。国会対応を巡って、立民の発言力がさらに強まりそうだ。

無所属の会は2017年衆院選で旧希望の党や立民に加わらずに、無所属で当選した旧民進党出身議員が中心だ。10日の会派総会で会派を解散して立民会派に入る方針を決めたが、最終的な判断は個々の議員に委ねていた。

無所属の会は「野党の大きな塊をつくるための接着剤になる」(岡田氏)と主張して、立民と国民を含めた旧民進党勢力の結集を目指してきた。しかし立民の枝野氏は政党間の合従連衡を一貫して否定している。無所属の会は、立民を核にして野党の再建を進める方針に転換した。

立民は無所属の会議員の会派入りにあたり、立民が掲げる(1)原子力発電所の即時ゼロ(2)19年10月の消費税率10%に反対(3)米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画見直しに賛同――などを求める。

民主党政権の外相として辺野古移設を推進してきた岡田氏も10日の記者会見で「このまま移設を進めることには反対だ」と表明した。野党が政権への対決色を一段と強める可能性がある。

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