2019年4月23日(火)

長野産黒曜石、道南で出土 650キロ離れた縄文遺跡

2018/12/18 10:59
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北海道埋蔵文化財センター(江別市)は18日までに、長野県和田峠周辺で産出した黒曜石で作られた2つの矢尻が、幸連5遺跡(木古内町)の縄文時代中期(約4500年前)の竪穴住居跡などから出土したと発表した。直線距離で約650キロ離れており、同センターは長野産の黒曜石製の石器として最も遠方での出土としている。

北海道木古内町の遺跡から出土した長野県の黒曜石で作られた矢尻=北海道埋蔵文化財センター提供・共同

北海道木古内町の遺跡から出土した長野県の黒曜石で作られた矢尻=北海道埋蔵文化財センター提供・共同

同センターによると、2つの矢尻は長さ2~3センチ、幅1センチ以上、厚さ0.3~0.5センチ、重さは1グラム前後。道路建設工事に伴う発掘調査でそれぞれ発見。透明感があるといった特徴や矢尻に含まれる元素の分析結果から、和田峠周辺で産出したと断定した。「縄文時代の遠距離の交流や交易を示す事例として意義がある」と説明している。

長野産の黒曜石を巡っては、2009年に約620キロ離れた北海道福島町の館崎遺跡でも別の矢尻が出土している。〔共同〕

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