2019年5月22日(水)

北朝鮮、石炭ガス化を加速 制裁に対抗、中国協力

2018/12/18 9:41
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【ワシントン=共同】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは17日、制裁下にある北朝鮮が中国企業の協力で、自国産の石炭をガス化して産業に活用する動きを加速させていると伝えた。輸入制限された石油を軍部に優先的に回している可能性があり、専門家からは「北朝鮮は少なくとも2、3年は何とかやっていける」との見方が出ている。

北朝鮮の鉱山機械施設にある工場を視察する金正恩(キム・ジョンウン)委員長=朝鮮中央通信・ロイター

北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁により石油の輸入が制限され、昨年8月の安保理決議では国内で豊富に採掘される石炭の輸出が禁じられた。

外交関係者や専門家の分析によると、北朝鮮は2016年から石炭の活用を強化。石油を使っていた製鉄工場やセメント工場などで石炭から作った合成ガスを使っているほか、農業用の温室に使うプラスチックシートや肥料の製造など食料増産にも役立てている。

こうした技術や知見は中国が提供しており、一部の中国企業には北朝鮮当局者が訪れ、石炭からメタノールを生産する方法などを視察。中国企業が平壌北方の工業地域に大規模なガス化装置を設置する予定で、この装置だけで北朝鮮が1年間に輸入する原油や石油の約1割分に相当する合成燃料が生産できるとしている。

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