2019年9月19日(木)

17の小惑星で「水」確認 天文衛星「あかり」観測

2018/12/17 20:54
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神戸大や宇宙航空研究開発機構(JAXA)のチームは17日、赤外線天文衛星「あかり」で火星と木星の軌道の間にある「小惑星帯」を観測し、17個の小惑星に水の存在を示す鉱物を見つけたと発表した。小惑星は地球が誕生した際に水をもたらした有力候補の一つとされており、チームは「地球の水や生命の起源解明につなげたい」と期待を込めた。

赤外線天文衛星「あかり」が小惑星を観測するイメージ(神戸大・JAXA・東大提供)=共同

神戸大の臼井文彦特命助教(赤外線天文学)によると、これまで小惑星帯では、準惑星「ケレス」では水を含む鉱物(含水鉱物)が確認されていたが、一度に多くの小惑星から直接的に検出したのは初めてだという。

含水鉱物があった小惑星は、これまでも水や有機物の存在が期待されていた「C型小惑星」で、探査機はやぶさ2が探査を進める「りゅうぐう」と同じ種類だ。形成過程で岩石と氷が集まり、岩に水が入り込んだと考えられる。

あかりは2008~10年、地球の周りを回りながら、小惑星の表面で反射する太陽光を観測。含水鉱物があると特定の波長の光が弱まることを利用して、水の存在を突き止めた。

あかりは06年に打ち上げられ11年に運用を終了。観測データの分析は続いている。〔共同〕

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