東電系とNTTデータ、変電所設備をAIで点検

2018/12/17 16:02
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東京電力ホールディングス傘下の送配電事業者である東京電力パワーグリッドとNTTデータは17日、変電所設備の故障の予兆を突き止める人工知能(AI)システムを開発したと発表した。2019年度に導入する。人材難で設備保全の要員確保が難しくなるなか、担当者の目と耳を肩代わりするAIとして役立てる。巡視時間を5割以上削減する。

管轄内の約1300カ所の配電用変電所の変圧器にAIを導入する。例えば、絶縁用の油を内蔵する変圧器の周辺で、画像・映像解析により、油漏れがないかを点検する。変圧器の冷却ファンが発する異音検知のAIで診断する。

東京電力パワーグリッドでは設備の経年劣化の影響などもあり、設備保全の効率化が課題になっていた。AIを活用することで、異常が疑わしい設備に絞って集中点検するなど人手に頼った作業を減らす。事前の試験では、巡視時間を半減する効果があった。本格導入後でもそれ以上の結果を目指す。

画像・映像解析には、AI開発スタートアップのオートマギ(東京・新宿)の「AMYインサイト」を採用した。異音検知にはNTTデータのAI「モノネ」を使っている。音で異常を検知するAIを大規模に適用する事例は珍しく、NTTデータでも初めてという。

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