日中、ガス田再交渉へ協議 19年に海洋ゴミ共同調査

2018/12/18 2:00
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【浙江省烏鎮=永井央紀】日中両政府は17日、中国浙江省嘉興市の烏鎮で海洋問題を話し合う「高級事務レベル海洋協議」を開いた。日本側は東シナ海のガス田を共同開発するとした2008年の合意に基づく交渉の早期再開を求め、両国間で協議していくことを改めて確認した。19年に海洋プラスチックごみの共同調査を中国で実施することでも一致した。

日中のガス田交渉は10年から中断しており、今年10月の首脳会談で早期再開へ意思疎通を強化することで合意した。日本は19年に予定する習近平(シー・ジンピン)国家主席の来日までに協議の前進をめざす。

海洋プラスチックごみはレジ袋やペットボトルなどが汚染の原因になっていると世界的に関心が高まっている。共同調査を日中間の前向きな協力案件と位置づけ、関係改善を後押しする。会合では自衛隊と中国軍の偶発的衝突の防止に向けたホットラインの早期開設や防衛交流の強化も確認した。海洋協議は年2回ペースで開いており次回は19年前半に日本で開く。

中国側団長の周健・外務省国境海洋事務代表は協議の冒頭で「両国の立場の違いをコントロールして東シナ海の安定と平和に貢献したい」と述べた。日本の石川浩司外務省アジア大洋州局審議官は「具体的な協力案件を進めて関係改善の機運をさらに高めたい」と応じた。

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