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ラグビー神鋼、真のプロフェッショナルが導いた栄冠

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2018/12/18 6:30
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今季、ボールをスペースに運んで相手を意のままに動かす「アタッキングラグビー」を標榜してきた神戸製鋼が久々に栄冠に浴した。トップリーグ決勝と日本選手権決勝を兼ねて行われた15日のサントリー戦で55-5と圧勝し、トップリーグは創設された2003年度以来15季ぶり、日本選手権は18大会ぶりの優勝。長い低迷に終止符を打つ原動力になったのは、今季国内外から加入した真のプロフェッショナルたちだった。

18大会ぶりに日本選手権を制し、喜ぶ神戸製鋼フィフティーン

18大会ぶりに日本選手権を制し、喜ぶ神戸製鋼フィフティーン

17年、ニュージーランド(NZ)代表コーチのウェイン・スミス氏が退任するとの報に接した神戸製鋼の福本正幸チームディレクターは、すぐに指揮官として迎え入れることを思いついた。スミス氏はスーパーラグビー(SR)のクルセーダーズをヘッドコーチとして率いて1998年から2連覇。NZ代表も指揮し、11年と15年はアシスタントコーチの立場でワールドカップ(W杯)優勝に貢献した。神戸製鋼と提携関係にあるSRのチーフスでコーチ経験があったことも、福本氏が招請に動いた背景にあった。

スミス氏が考えるラグビーのよさ

オファーを受けた当時、スミス氏が抱いていた神戸製鋼の印象は「キックが多く、セットプレーがベースのチーム」で、自身が理想とするラグビーとは趣が違った。スミス氏が考えるラグビーのよさはボールを手で自由に扱えること。「手で持ってプレーする楽しさを忘れてはいけない」。パスをつなぐダイナミックなNZ流の攻撃こそラグビーの醍醐味であり、点を多く取れる最善手というわけで、神戸製鋼が従来のスタイルを変える意志があるかどうかが、オファーに対して「イエスと言うかどうかの大きな要素だった」。

今春、総監督として神戸製鋼に入ったスミス氏はパス主体のラグビーをチームに浸透させるべく、基礎の徹底を重んじた。フランカーの橋本大輝によると、春はひたすらパスの練習をしたそうで「高校のときよりしたのでは」というほど。「細かい指先の動きにまでこだわってやっていた」という。

こだわりはあらゆる方面に及んだ。スミス総監督は日本を離れる時間が少なくなく、不在の間は同じく新任のデーブ・ディロン・ヘッドコーチが指揮を執ったが、「ウェインはNZに帰っているときでも全部の練習をチェックし、細かいフィードバックをしてきた」と橋本大。アタックでカバーすべきポジションに選手がいないと、とりわけ細かい指摘があったという。世界的な名将の精緻な分析ときめ細かい指導に、橋本大は「ウェインが見てくれていることがモチベーションにつながった」と感謝する。

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