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神戸製鋼、圧勝の復活劇 ラグビー

決勝に似つかわしくない圧勝が、神戸製鋼の再生が本物であることを物語っていた。トップリーグ初年度以来の戴冠に、ゲーム主将の橋本大は「感無量です」。

15季ぶりトップリーグ制覇、日本選手権10度目Vを喜ぶ神戸製鋼のフィフティーン

ボール争奪戦の強さがものをいった。橋本大が身長200センチのサントリー・ウィーラーから球をもぎ取れば、ラックをはがしての奪取もあった。相手にマイボールの安心感を与えない、強烈な強奪の数々。前半3分のWTBアンダーソンの先制トライもターンオーバーからだった。

密集からの球出しを遅らせたい相手の上をいくSH日和佐のスピード。大局を見据えるSOカーターは落ち着き払って小揺るぎともしない。ハッティング、中島ら巨漢FWまでもが、受け手を見ずに放るパスやショートパスを器用にこなす。橋本大が「高校の時よりしたのでは」と言うほど繰り返したパス練習のたまものだ。

キックとセットプレーに頼りがちだったチームを、ニュージーランド出身の名将、スミス総監督はスペースにボールを運ぶ攻撃的な集団に変えた。指導陣も目指すスタイルもころころ変わっていたチームに「一本芯が通った」(橋本大)。

くしくもそのラグビーは、V7時代の核だった故平尾誠二さんが志向したもの。親交があったスミス総監督が「創造的だった」と振り返る平尾さんのプレーがよみがえったようなこの日の躍動感は、今季の覚醒ぶりを象徴するものだった。

(合六謙二)

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