2019年5月25日(土)

Facebookの情報流出、欧規制当局が調査
制裁1800億円の可能性も

2018/12/15 18:42
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米フェイスブックで相次ぐ情報流出問題を受け、欧州の規制当局が新たな調査に乗り出す。同社は14日、利用者の写真が流出しかねない不具合があったと発表。欧米メディアはアイルランドのデータ保護規制当局が調査に入り、最大で16億ドル(約1800億円)の制裁金を科す可能性があると報じた。

ソフトウエアの不具合で、利用者が投稿していないスマホ内の写真を外部のアプリ開発者が閲覧できる状態になっていたという=ロイター

フェイスブックは14日、ソフトウエアの不具合により、利用者が投稿していないスマートフォン(スマホ)内の写真を外部のアプリ開発者が閲覧できる状態になっていたと発表した。不具合はすでに解消しているというが、最大680万人の利用者が影響を受ける恐れがある。

英メディアなどによると、フェイスブックが欧州事業の本部を置くアイルランドの規制当局が新たな調査に乗り出した。アイルランドも加盟する欧州連合(EU)は5月に「一般データ保護規則(GDPR)」を施行し、企業などにデータ保護の徹底を求めている。

GDPRでは写真なども保護の対象としており、問題発覚から72時間以内の通告義務を課している。今回の不具合は9月に発生したが、一部メディアによるとフェイスブックが当局に報告したのは2カ月後だったという。フェイスブックは規定に違反していないと主張している。

規制当局がGDPRに違反したとみなせば、最大で売上高の4%の制裁金が科される。フェイスブックの2017年の売上高は約400億ドルだった。

同社は9月末にも最大5千万人に影響が及ぶハッキング被害を発表するなど、個人情報管理の不備が相次ぎ露呈している。

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