2019年3月21日(木)

NY株、496ドル安 景気への懸念でリスク回避

2018/12/15 6:17
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【ニューヨーク=宮本岳則】14日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が3日ぶりに反落し、前日比496ドル87セント(2%)安の2万4100ドル51セントで終えた。中国と欧州で発表された経済指標が景気減速を示す内容となり、投資家は株式などリスク資産に資金を振り向けにくくなった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見ムードも強く、買い手不在のなか、持ち高調整の売りに押された。

米国株相場はアジアと欧州の株安を受けて、朝方から売り優勢で始まった。14日発表の中国の11月の小売売上高の伸びは15年半ぶりの低水準にとどまった。欧州では景気の先行指標とされるユーロ圏の12月のPMI(購買担当者景気指数)で製造業とサービス業の景況感を示す「合成指数」は約4年ぶりの低さとなり、市場予想も下回った。世界景気の先行きに警戒感が強まり、投資家はリスク回避に動いた。

ダウ平均は取引終了にかけて下げが加速し、下げ幅は一時、550ドルを超えた。米インスティネットの株式トレーダー、フランク・カッペレリ氏は「株式の買い手は数時間を超えて株を持ち続けることを嫌がっている」と明かす。長期投資家が様子見姿勢を強めるなか、短期筋の仕掛け的な動きで、相場が左右されやすい。18~19日のFOMCでは19年以降の米連邦準備理事会(FRB)の利上げ姿勢が明らかになるため「持ち高を一方向に傾けにくい」といった指摘も聞かれた。

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