2019年3月20日(水)

博多港で埋め立て検討、福岡市 箱崎ふ頭の能力増強
貨物量の拡大で

2018/12/14 18:30
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福岡市は博多港の箱崎ふ頭(同市東区)西側の海面約65ヘクタールを埋め立て、海上輸送貨物の受け入れ能力を強化することを検討し始めた。アジアとの交易拡大で貨物取扱量が増え、貨物の荷下ろし場所や倉庫の受け入れ能力が限界に近づいているという。須崎ふ頭(中央区)の物流機能を箱崎に集約することも検討する。

箱崎ふ頭は現在264ヘクタール。国内外の貨物船が往来し、自動車や穀物、青果など様々な物資を輸出入する九州の大型物流拠点。ただ取扱量増加への対応が難しくなっており、新航路や用地購入の要望を「断っている」(市幹部)状況。福岡の経済成長を制約しかねないと判断した。

埋め立てには船舶大型化に伴って国が進めている航路海底の掘削工事で出た土砂を活用する。民間資金を活用し市の財政負担を軽減するため、1951年以降の博多港埋め立て(1550ヘクタール)の半分を手掛けた実績がある第三セクター「博多港開発」と共同で進める方針だ。

実際に埋め立てを事業化するかを含めて市議会や国地の協議を踏まえて、今後検討する。博多湾大規模埋め立ては、1994年に着手したアイランドシティ以来となる。

鋼材などを取り扱う須崎ふ頭について市は、にぎわい創出に向けた土地利用に転換する方針を示している。長期的には物流拠点を箱崎ふ頭へ集約することも検討する。

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