大幅減便のJR九州、1本だけ「復活」
2019年3月 地域や学生に配慮

2018/12/14 17:13
保存
共有
印刷
その他

JR九州は14日、2019年3月のダイヤ改正で列車の運行本数を現状から実質的に1本だけ増やすと発表した。同社は18年3月に会社発足以来となる1日当たり117本の大幅減便を実施。自治体や地域住民から大きな反発を受けた。今夏の見直しでも臨時列車などを除き再増便はなかったが、1年ぶりの増発となる。

日豊線の佐伯駅(大分県佐伯市)を午後4時に出発する臼杵駅(同臼杵市)行き普通列車を平日のみ増発する。地元の高校生の利用に配慮したという。これとは別に、既に臨時列車として運行する吉都線都城駅(宮崎県都城市)を午後9時45分に出発する吉松駅(鹿児島県湧水町)行き列車は定期化する。

増発を決めた理由について福永嘉之上席執行役員は「増発する時間帯で200人ほどの利用が見込め、ニーズが強いと判断した」と話した。一方で、「運行本数を適正化するという(減便時の)考え方は変わっていない」とし、一段の増発には否定的な考えを示した。

同社の青柳俊彦社長は13日の決算会見で、18年の減便について「動力費の高騰が減便効果を上回り、コスト削減にならなかったが、それをしていなければ大きな影響を受けていた」と話した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]