2019年6月27日(木)

英語民間試験必須とせず 京大、共通テスト

2018/12/14 12:19 (2018/12/14 12:35更新)
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京都大は14日、2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語の民間検定試験について、出願する受験生からの成績提出を必須としない方針を明らかにした。9月に公表した東大と同様の対応となる。

京大によると、英語は、語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」で下から2番目の「A2」以上の能力を備えていることを出願要件とする。その証明は、民間試験の成績だけでなく、高校から同等の能力があると認める書類の提出でも確認できるとした。

記者会見した北野正雄副学長は「民間試験そのものが具体的に見えておらず、懸念がクリアされていない」と指摘。「大方の受験生は民間試験を受けると思うが、地域的、経済的な事情や災害など不測の事態に備え、救済する手だてを施すのは大学の責任だ」と理由を述べた。

山極寿一京大学長が会長を務める国立大学協会は全ての受験生に民間試験を課すとしているが、北野副学長は「国大協はセーフティーネットに触れておらず、矛盾しているとは思っていない」と説明した。

共通テストを巡っては、東北大が国語の記述式問題を原則として合否判定に使わない方針を公表したが、京大はマークシート式の問題と合算して国語の成績として採用する。

京大は、17年に出題ミスがあった一般入試について、19年2月実施分から問題と出題意図を大学のホームページ上で公表する方針も発表。数学の証明など記述式の問題は「正解に至るプロセスが大事」としているが、問題の性質に応じて解答や標準的な解答例を示す場合もあるとしている。〔共同〕

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