2019年5月21日(火)

9校「不適切」1校「疑い」 医学部入試で文科省

2018/12/14 11:11
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文部科学省は14日、東京医科大による入試不正を機に全国の医学部を対象に実施していた入試状況の緊急調査結果を発表した。女子や浪人生らを一律に不利に扱う、特定の受験生を優遇するなどしていた9校を「不適切」と認定し大学名を公表。他に聖マリアンナ医科大1校を「不適切の可能性が高い」とし、大学に調査を求めた。

調査は8月から医学部がある81校を対象に書面と訪問で実施。不適切な疑いがある場合は自主的な公表を求め、今回の10校は12日までに記者会見などで説明していた。

不適切と認定したのは国立は神戸大、私立は東京医科大、昭和大、順天堂大、北里大、岩手医科大、金沢医科大、福岡大、日本大。合否判定で同窓生の子供などを優遇したり、女子や浪人生らを一律に不利に扱ったりしていた。

聖マリアンナ医大は男子などを優遇した疑いがあると指摘されたが、「高校の調査書などを総合評価した結果」と反論。同省が求める第三者委員会などによる調査も「予定はない」としている。

また、合否判定には影響していないと確認できたが、受験生の評価を1人が担当するなど、公正性に疑惑を招きかねない事案9例も公表した。

文科省は再発防止に向けて医学部入試の指針を提示。募集要項で説明しているかどうかにかかわらず、合理的な理由なく特定の受験生を合格または不合格にしたり、性別や年齢、現役・浪人などの属性で一律に取り扱いに差異をつけたりすることは不適切だとした。

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