2019年3月21日(木)

クアルコム、中国で最新iPhoneも販売差し止め請求へ

2018/12/14 6:14
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米クアルコムが米アップルの「iPhone」の最新機種についても、中国での販売差し止めを請求する方針であることが分かった。中国の裁判所は11月末、2017年までに発売したiPhoneの旧機種がクアルコムの特許を侵害しているとして販売差し止めの仮処分を出した。クアルコムは新機種にも同様の侵害があると主張している。

米アップルの「iPhone XR」=ロイター

クアルコムが新たに中国での販売差し止めを求めるのは18年に発売した「XS」と「XR」。中国・福州の裁判所は旧機種の「8」や「7」、「X」などについてはすでにクアルコムの持つ画像調整に関する特許侵害などを認めて販売差し止めを命じた。アップルは措置の撤回を求めている。ただ、日本時間14日午前5時時点ではアップルの中国語サイトでの販売活動は新旧機種ともに続いている。

クアルコムとアップルは知財の扱いをめぐり、世界各地で裁判を起こしあっている。クアルコムはアップルの主力市場である中国で揺さぶりをかけ、2年にわたる知財紛争を有利な条件で和解に持ち込む狙いだ。ただ、係争がさらにもつれる可能性もある。

クアルコムは中国のほか、米国でもかねてiPhoneの販売差し止めを求めている。米国際貿易委員会(ITC)は「公共の利益」を理由に販売禁止をしない方針を示しているが、米メディアによれば2月に最終決定を下す見込みという。

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