2019年5月23日(木)

透明性の高い投資推進、米のアフリカ新戦略 中ロけん制

2018/12/14 2:26
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【ワシントン=中村亮】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日の講演で、透明性の高い投資・貿易の推進を柱とするアフリカ新戦略を発表した。中国やロシアのアフリカでの経済支援について「略奪的で成長を阻害している」と非難したうえで「米国は国家主導の取り組みに対する強力な代替策を進めていく」と強調した。

13日、ボルトン米大統領補佐官は「中国政府はアフリカ諸国に債務を負わせて捕虜のようにできる」との見方を示した(ワシントン)=AP

経済分野では、アフリカ諸国と2国間貿易協定を推進し、インフラ整備などを念頭に「高品質かつ持続可能なプロジェクト」を採用するよう促す。ボルトン氏はマリやリビアをあげて「経済成長の遅れが過激派組織の暴力を生んでいる」と指摘。アフリカ諸国とテロ対策で協力を強める考えを示したが、国連平和維持活動(PKO)については「生産性が低い」として、支援の縮小を検討すると表明した。

ボルトン氏はアジアなどに続いて、アフリカでも中国やロシアに対抗する考えを鮮明にした。中国はインフラ整備でアフリカ投資を増やしており「中国政府は(各国に負わせた)債務を戦略的に活用すればアフリカ諸国を捕虜のようにできる」と警戒感を示した。米国は政府系金融機関の投融資枠を倍増させてアフリカ支援を急ぐ。

ロシアについても「法による支配や透明性の高い統治を無視し、腐敗した経済支援で影響力拡大を狙っている」と主張した。エネルギー分野でも「自らの利益に基づいて開発を進めている」と批判した。

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