新たに2人、肺がん診断 東京・杉並の健診施設

2018/12/13 21:07
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東京都杉並区の河北健診クリニックが受託していた区の肺がん検診でエックス線検査を受けた40代女性の肺がんが見落とされ、その後死亡した問題で、クリニックのエックス線検査で問題がないとされた人のうち、新たに2人が肺がんと診断され、1人に肺がんの疑いがあることが13日、分かった。

運営する社会医療法人「河北医療財団」が東京都内で記者会見し、発表した。

財団によると、2人は区の肺がん検診を受けていたが、別の企業健診などをきっかけに肺がんと診断された。クリニックは区の検診時の画像を調べたが、精密検査が必要とは判断していなかった。もう1人は区の検診以外でエックス線検査を受け、クリニックが再び画像を調べた結果、がんの疑いが判明した。

40代女性は1月に検査を受け、検査画像に腫瘤(しゅりゅう)の影が映っていたにもかかわらず「異常なし」と診断された。4月に呼吸困難や手足のしびれを訴えるようになり、6月に死亡した。財団の河北博文理事長は「亡くなった方や関係者に改めておわびを申し上げる。新たにがんが見つかった方には個別に対応している」と述べた。

財団が設けた特別調査委員会は、検査で、この女性の異常が見つかる可能性があったとした上で「骨などで死角となるケースもあり、エックス線検査には限界がある。コンピューター断層撮影装置(CT)で検査していれば、見落とされなかった可能性もある」と指摘。区のがん検診の実施体制に問題点があったとした。〔共同〕

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