働く女性が投票 オフィスで着ける最強アクセはどれ?
日経×FUN UP共同 みんなのアクセサリー調査(上)

「あなたがオフィスに着けていきたいアクセサリーは?」。日経ウーマノミクス・プロジェクトは、クラウドを使ったものづくりを支援するFUN UP(東京・渋谷、山口絵里社長)と共同で、オフィス向けアクセサリーのデザインコンテストを開催した。FUN UPが開発したアプリmonomyの利用者に、自分がデザインしたピアス・イヤリングをコンテスト特設コーナーにアップするよう呼びかけた。
873件の応募の中からFUN UPとウーマノミクス事務局が12点を厳選し、ウーマノミクス会員による人気投票を実施した。その結果を3回にわたって紹介する。

オフィス使いを想定し、シックな黒いチェコ製の6ミリガラスビーズを使うことをコンテスト参加条件とした。人気投票では、1番~12番までのデザインについて「一番好き」「オフィスに着けていきたい」「オフィスでNG」などの質問に答えてもらった。その結果、「好き」と「着けていきたい」が一致しなかったり、「好き」なのだけれど「NG」だったりという働く女性の微妙な心情が垣間見えた。

「好き」と「着けたい」のバランスが決め手
最も「好き」を集めたのは、1番の作品。円形のベースと波打ったバーというトレンドをうまく取り入れ、黒いビーズを縦に2つつなげており、プレゼンテーションなど人前に出るようなシーンで特に映えそうな印象だ。ところが、好きで1位だったにもかかわらず、「NG」が4位。さらに「着けていきたい」は6位だった。今の時代感覚にマッチして好ましいが、普段の仕事場には少々派手と判断されたようだ。

反対に、抜群のバランス感覚を見せたのが、3番の作品。「好き」が2位、「着けていきたい」は1位、NGの数も最も少なかった。全体に小ぶりで黒いガラスビーズも1つだが、透明な石の入った短めの縦型パーツをベースに、女性らしいスターのチャームをあしらったところが、控えめだけれど華やかさも両立させたい女性心をくすぐったのではないか。これぞ万人に受けるオフィスの最強アクセサリーかもしれない。

小ぶりで控えめが職場にマッチする、という心理
3番と同様にバランスの取れた仕事向けのアクセサリーが、「好き」が3位「着けたい」4位の12番。3番と12番の共通点は、黒のビーズと透明な石を、全体を短めに抑えた中でミックスさせている点だ。

トレンドの円形ベースに小ぶりな石とガラスが連なる2番も「着けたい」で3位と健闘した。

やはり、職場では華やかさを残しつつも、できるだけさりげなくという心理が働いているのが見て取れる。今回のコンテストの優秀賞は、2番、3番、12番の3点に決まった。

一方、残念ながら会員からの支持が低かったのが、大ぶりの羽や木製の輪っかがついた作品。全体的に黒いトーンで統一されていることもあり、「カジュアルな格好にはいいけど、仕事ではちょっと……」という声が聞こえてきそうだ。
とはいえ、どこまでがNGでどこからがよいのか、実際のシーンでは迷うところだろう。次回以降、職業や年代、地域などの切り口でさらに「好み」の傾向を深掘りしていく。
(桜井陽)
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