2019年5月20日(月)

ブリヂストン新社長、江藤副社長が昇格

2018/12/13 18:24
保存
共有
印刷
その他

ブリヂストンは13日、江藤彰洋副社長(58)が2019年1月1日付で最高執行責任者(COO)兼社長に昇格する人事を発表した。6年ぶりに社長職を復活する。津谷正明最高経営責任者(CEO)兼会長(66)は留任する一方、西海和久COO(68)は代表権のない取締役に就く。新たに2人の副会長職を設け、4頭体制で巨艦のかじ取りを担う。

ブリヂストンのCOO兼社長に就任する江藤彰洋副社長(右)と津谷正明CEO兼会長(13日午後、東京都港区)

ブリヂストンのCOO兼社長に就任する江藤彰洋副社長(右)と津谷正明CEO兼会長(13日午後、東京都港区)

「今後も実験をしながら、経営体制を変えていく」。13日、都内で開いた記者会見で津谷氏は執行体制の変更理由をこう説明した。19年1月から津谷氏と江藤氏に2人の副会長を加えた4人で事業執行のトップを務める。社長職の復活について津谷氏は「日本でビジネスをする上では重要な呼称で、あったほうがわかりやすい」と説明した。

同社は12年に社長職を廃し、CEOとCOOに機能を分けた。津谷氏と西海氏の2頭体制で組織を率いてきた。

ただ、売上高に占める日本事業の比率は2割程度にとどまり、事業の中心は北米をはじめとした海外に移る。13年には欧米などに設立した海外法人の経営陣を加えて、経営戦略を策定する執行会議体を立ち上げた。同会議体の運営も軌道に乗り始めており、「チームで経営を担う体制にする」(津谷氏)。

津谷氏や西海氏は現在、売上高・営業利益の4割を稼ぐ米国に駐在や留学の経験がある。一方、新社長の江藤氏は欧州でハンガリー工場の立ち上げなどを手掛けた。江藤氏は「表の数字には表れていないが手を打っている。今後、これまでやってきたことの成果を刈り取る」と、課題となる欧州事業の見通しを述べる。

ブリヂストンは1988年に米ファイアストンを買収。グローバル化にかじを切り、仏ミシュラン、米グッドイヤーと並ぶ世界のタイヤメーカー3強の地位を確立した。今年はファイアストン買収から節目となる30周年。経営体制を刷新し、自動車業界の変革の波に備える。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報