2019年6月21日(金)

フルスイングの余韻(山崎武司)

フォローする

年俸・人間関係…FA選手 決断の決め手は様々

(1/2ページ)
2018/12/16 6:30
保存
共有
印刷
その他

今年のストーブリーグは大物選手の移籍のニュースが次々に飛び込んできた。激しい争奪戦が繰り広げられ、羨ましいというほかない大型契約も結ばれた。野球選手はいつダメになるか分からない商売だ。稼げるうちに少しでも多く稼いでおきたい。とはいっても、カネがすべてというわけでもない。

選手ならやっぱり気になる他球団の評価

選手は自分を最も高く評価してくれるチームでプレーしたいと思っている。実際に移籍するかどうかはともかく、色々な球団が自分をどうみているのかは気になるところだ。僕は中日時代の2001年にフリーエージェント(FA)権を行使した。横浜(現DeNA)から声がかかり、かなりの好条件を出してくれた。それでも結局、移籍しなかった。

理由のひとつはフロントと現場の温度差だ。フロントは熱心に誘ってくれたが、現場の監督からは「どうしてもうちに」という気持ちが伝わってこなかった。一方、中日は星野仙一さんから山田久志さんに監督が代わり、熱心に引き留めてくれた。その期待に応えたかった。実際は、その山田監督とソリが合わず、1年でオリックスに飛び出してしまうのだが……。

巨人の入団記者会見で原辰徳監督(右)とグータッチをする炭谷銀仁朗捕手=共同

巨人の入団記者会見で原辰徳監督(右)とグータッチをする炭谷銀仁朗捕手=共同

丸佳浩が広島から巨人に移ったのは理解できる。今季の2倍を優に超える年俸をもらっての5年契約。広島、ロッテも頑張ったが、自分という商品を最も高く評価してくれるチームが巨人だったということだろう。広島ファンは残念だろうが、自然な結論だ。

しかし、今オフの巨人の補強策には賛同できない。チームの中心を期待できる丸の獲得はうなずけるが、全盛期からはほど遠く、オリックスを自由契約になった中島宏之を1億5000万円も出して取るのはどうなのか。西武からFA宣言した炭谷銀仁朗を獲得したのも理解に苦しむ。小林誠司ら生え抜きの捕手とそれほど違うのだろうか。いくら選手を集めてもポジションは9つしかない。選手を持て余すような補強は考え物だ。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

電子版トップスポーツトップ

フルスイングの余韻(山崎武司) 一覧

フォローする
ロッテ・藤原は開幕1軍入りを果たすも結果を出せず2軍落ちした=共同共同

 プロ野球開幕から1カ月あまり、注目のルーキーたちがプロの壁にはね返されている。開幕1軍入りを果たした藤原恭大(ロッテ)は結果を出せず2軍落ち。4球団が競合した根尾昂(中日)はケガもあり、本領発揮には …続き (5/5)

藤原の軸足に体重を乗せての豪快な振りは、さすが3球団が競合した選手だけのことはある=共同共同

 2月は各球団の春季キャンプを回った。今年は外野手に楽しみな新人が多い。ドラフト1位で入団した彼らのプレーに注目してみた。
 まずはロッテの藤原恭大(大阪桐蔭高)。3安打を放った中日との練習試合を見たが …続き (3/3)

巨人の入団記者会見で原辰徳監督(右)とグータッチをする炭谷銀仁朗捕手=共同共同

 今年のストーブリーグは大物選手の移籍のニュースが次々に飛び込んできた。激しい争奪戦が繰り広げられ、羨ましいというほかない大型契約も結ばれた。野球選手はいつダメになるか分からない商売だ。稼げるうちに少 …続き (2018/12/16)

ハイライト・スポーツ

[PR]