2019年5月26日(日)

古民家をホテルに再生へ 岐阜・美濃、地元銀など支援

2018/12/13 12:30
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和紙のまち、美濃ならではのおもてなしを――。岐阜県美濃市が保有する築100年を超える古民家がホテルに生まれ変わることになり、13日、修繕工事が始まった。地元の銀行などが支援している。この建物は紙問屋だった「旧松久才治郎邸」で、観光客に人気の古い町並みにあり、2016年に市に寄付されていた。

改修工事が始まった「旧松久才治郎邸」(13日午前、岐阜県美濃市)

ホテルに改修する古民家の玄関(13日午前、岐阜県美濃市)

古民家の内部も関係者らに公開された(左はみのまちやの辻晃一社長)=13日午前、岐阜県美濃市

約2400平方メートルの敷地に建つ木造2階建ての居宅や蔵4棟(総延べ床面積1300平方メートル)の内部を26人が泊まれる6室のホテルに改修する。外国人観光客やシニア層を呼び込む狙いで、開業は来年5月の予定。

蔵などの外観を生かし、敷地内の庭を眺められる客室も設ける。暖炉や露天風呂などでリゾート感も演出する。和紙の展示や販売も行う。

総事業費は1億4500万円。このうち、地元の十六銀行と「ALL-JAPAN観光立国ファンド」「東海地域中核産業支援ファンド」の3者が計9500万円を出す。

古民家再生などを手がけるNOTE(兵庫県篠山市)と地元の製紙会社、丸重製紙(美濃市)が出資する、みのまちや(同)が運営する。

美濃市にはこれまで宿泊施設が少なく、江戸情緒あふれる「うだつの上がる町並み」を訪れる観光客を滞在させることが難しかった。

みのまちやの辻晃一社長は「貴重な宿泊施設を拠点に地元の和紙などを発信するイベントも展開したい」と話した。着工式であいさつした美濃市の武藤鉄弘市長は「民間の力を借りて活性化を目指す。素晴らしい建物を市としてもPRしていきたい」と述べた。

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