2019年1月16日(水)

テンセント音楽部門、初値14.1ドル 時価総額、スポティファイと並ぶ

ネット・IT
中国・台湾
北米
2018/12/13 1:46
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=宮本岳則】中国インターネット大手、騰訊控股(テンセント)の音楽配信子会社テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループが12日、ニューヨーク証券取引所に上場した。初値は14.1ドルをつけ、公募・売り出し価格(公開価格、13ドル)を8.5%上回った。時価総額は約230億ドル(約2兆6千億円)に達した。

テンセントミュージックは12日、米投資家がドル建てで海外企業に投資できるようにした「米預託証券(ADR)」をニューヨーク市場に上場させた。公募・売り出しによる資金調達額は約11億ドル(約1200億円)。上場初日の終値は14ドルちょうどだった。取引時間中に公開価格を13%上回る14.75ドルまで買われる場面があった。時価総額は米国市場に上場する同業のスポティファイ・テクノロジーにほぼ並ぶ水準となった。

米国に上場する中国のIT(情報技術)企業の中でも、テンセントミュージックの存在感は大きい。時価総額を比較すると、中国・電子商取引(EC)最大手のアリババ(約3940億ドル)や、検索大手の百度(バイドゥ、約620億ドル)、中国EC2位のJDドットコム(約310億ドル)などに次ぐ規模となった。香港に上場する親会社テンセントとの連携で利用者を獲得。すでに8億人の月間ユーザーを抱えることが強みだ。

10月以降の不安定な米株式相場と米中の貿易摩擦はテンセントミュージックの上場に逆風となった。10月中を予定していたIPOは約2カ月ずれ込んだ。米メディアによれば会社側や引受証券会社は当初、250億~300億ドル程度の時価総額を見込んでいたが、今回の上場では届かなかった。公開価格を巡っても、引受証券会社は仮条件で13~15ドルを投資家に提示した。ただ需要が想定ほど伸びず、レンジ下限の13ドルで決まった。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

テンセント系、時価総額2.4兆円[有料会員限定]

2018/12/12付

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報