茨城の新銘柄豚「常陸の輝き」、まず県内で17日発売
茨城県は17日、新たな県産ブランド豚「常陸の輝き」を発売する。県やJA全農いばらきなどが手掛ける「ローズポーク」に続く高品質な県産豚と位置づける。県内6カ所の精肉店などで取り扱い、徐々に販売店を増やす。18~30日には東京・銀座の県のアンテナショップ「イバラキセンス」で料理を提供する。

県畜産センター養豚研究所が開発したオスの種豚「ローズD-1」にメスの交雑種を交配した。麦を多くし、乳酸菌を加えるなどした専用のエサを与え、柔らかく、ジューシーな肉質という。
価格は販売店で異なるが、ローズポークの100グラム当たり300円に対し、常陸の輝きは同350円を目標とする。ブランド化により環太平洋経済連携協定(TPP)発効で増加が見込まれる低価格の輸入豚肉に対抗し、減少傾向の養豚農家を支える狙いもある。
当面は月250~300頭を出荷予定。2020年度に3万頭の出荷を目指し生産者を増やす。