群馬大など、自動運転バス営業実験 前橋で全国初

2018/12/13 0:30
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群馬大学は前橋市、日本中央バス(前橋市)と組み、公道で自動運転バスの実証実験を始めた。JR前橋駅と上毛電鉄中央前橋駅を結ぶ約1キロのシャトルバスとして、14日から運賃100円で一般客を乗せて営業運転する。営業路線で運賃を徴収する自動運転の実験は全国初という。2019年3月末まで実施する。

手を放した状態でハンドルが回る様子などが公開された(前橋市)

屋根にカメラやGPSアンテナ、車体にセンサーを備える

12日に出発式と関係者の試乗会があり、運転手が手を放した状態でハンドルが回る様子などが公開された。時速20キロ程度で約10分かけて走る。試乗した前橋商工会議所の曽我孝之会頭は「通常のバスと変わらない、すばらしい乗り心地」と話した。14日以降は週に3日程度、通常ダイヤに沿って運行する。

群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターの小木津武樹副センター長によると、どこでも自動運転を可能にするにはあらゆる道路状況に対応が必要で長い時間がかかるが、今回の実験のように「エリアや路線を限定することで、早期に実用化できる」。過疎化などで維持が難しくなる公共交通への活用を探る。

36人乗りの中型バス「日野ポンチョ」をベースに障害物を認知するレーザーセンサーや現在位置を確認する全地球測位システム(GPS)アンテナ、信号を感知するカメラなどを備えた。

研修を受けた運転手が乗務し、緊急時はすぐ手動運転に切り替えられるよう、ハンドルに手を添えた状態で走行。安全確保のため、駅前などは手動運転だが、順次自動運転の範囲を広げる。

運行状況の管制や車内監視はNTTデータがシステムで協力。ドアの開閉も19年1月からは遠隔で操作する。

群馬大は16年に設けた次世代モビリティ社会実装研究センターを通じ、20年に完全自動運転の実用化を目指している。

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