2019年1月18日(金)

山形大と伊勢化学、ヨウ素使い次世代ディスプレー材料

エレクトロニクス
北海道・東北
2018/12/12 22:30
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山形大学は次世代ディスプレー材料の製造法を考案した。ヨウ素製造最大手の伊勢化学工業と実用化に向けた研究開発を進める。材料の一つに日本がチリに次いで世界2位の産出量を持つヨウ素を活用する。色の再現性などをさらに高めた次世代ディスプレーの開発につなげる。

伊勢化学工業と研究を進める山形大学の増原研究室(山形県米沢市)

有機ELに次ぐ次世代発光源として注目されるペロブスカイト量子ドットという粒子の製法について、このほど科学技術振興機構(JST)の支援事業に採択された。

山形大工学部の増原陽人准教授が手掛ける製法で、化合物を溶かした後に結晶を作る再沈法などを組み合わせ、低コストで発光源を作れるのが特徴という。

発光源の材料にはヨウ素などのハロゲン原料を使い、開発にあたっては伊勢化学工業が持つ高機能ハロゲンデバイス技術を組み合わせる。

同社の製造拠点がある千葉県は日本最大のヨウ素の産地。現在は原材料として大半を輸出しているが、ヨウ素を発光源にできれば付加価値を高められるとみている。

次世代ディスプレーは遠隔医療などに使う高付加価値品を想定している。ディスプレー材料の開発を巡っては日本が先行しながら、現在は韓国や中国企業が主流となっている。ヨウ素を活用できれば原料生産から製品化まで日本国内で完結できる可能性もある。

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