2019年1月21日(月)

抗生物質「飲み切っている」5割どまり 保管する人も

2018/12/12 17:09
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医療機関などで処方された抗菌薬や抗生物質を医師の指示通り最後まで飲み切っている人が5割程度にとどまることが、国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンターの調査で分かった。症状が良くなった時点で服用をやめたり、余った薬を保管したりする人が多く、薬の不適切な使用を懸念する声も上がっている。

調査は2018年8~9月、インターネット上で10~60代の男女721人を対象とした。「処方された抗菌薬・抗生物質を飲み切っていますか」という質問では「最後まで飲み切っている」が52%で、「治ったら途中で飲むのをやめる」(34%)や「最初からできるだけ飲まない」(8%)などが続いた。

処方された分を飲み切っている人の割合は年齢が上がるにつれて高くなる傾向で、60歳以上は57%だった一方、15~19歳は43%と最低だった。

飲み残した抗生物質をどうしているかを尋ねたところ、「全て捨てている」が45%と最多。「いつか使おうととってある」(30%)や「体調が悪い時に飲んだことがある」(22%)など再利用している人も一定数みられた。また家族や他人からもらった抗生物質を飲んだことがある人は2割程度だった。

同センターによると、たとえ症状が良くなっても途中で抗生物質や抗菌薬の服用をやめると感染症が完治しない恐れがあるため、最後まで飲み切ることを求めている。

余った薬を保管したり、別の機会に使用したりすると効果が出なかったり症状が悪化するケースもあるといい、担当者は「医師の指示通り適切な薬の使用を心がけてほしい」と呼びかけている。

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