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躍進続く3歳馬、その裏に生まれ月の人為的早期化

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2018/12/15 6:30
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3歳馬が古馬混合のG1で好成績を残している。11月18日のマイルチャンピオンシップ(京都)をステルヴィオ(牡、美浦・木村哲也厩舎)が制すると、ジャパンカップ(11月25日、東京)をアーモンドアイ(牝、美浦・国枝栄厩舎)、チャンピオンズカップ(12月2日、中京)をルヴァンスレーヴ(牡、美浦・萩原清厩舎)が勝ち、3歳馬がG1で3連勝を飾った。12月1週までに3歳馬が秋の古馬混合G1を3勝したのは、1984年のグレード制導入以降では初めてのことだ。今年に限らず、近年は古馬混合戦で3歳馬の成績が向上している。背景には何があるのか。

ジャパンカップを制したアーモンドアイ(左)。スタートから好位置につける万全のレースだった=共同

ジャパンカップを制したアーモンドアイ(左)。スタートから好位置につける万全のレースだった=共同

ステルヴィオ、アーモンドアイ、ルヴァンスレーヴの3頭ともに、先行集団の馬群の内側から抜け出してくる完璧なレースぶりで勝った。3頭とも、以前はスタートで出遅れて後方からの競馬になることが多かったが、今回はいずれもスタートを決め、絶好位からレースを進めた。成長ぶりがひと目でわかる3歳馬らしいレース内容でのG1の3連勝だった。

「毎年強い3歳馬」連対率にもくっきり

条件戦も含めた古馬混合戦の3歳馬の連対率(出走馬のうち2着以内に入った馬の割合、障害戦除く)を調べると、上昇傾向にあることがわかる。20年前の98年から2006年までの最高は98年の15.5%で、他の年は13.3~14.8%にとどまった。それが07年に17.1%を記録すると、それ以降は13年を除き、毎年16%以上の数字を維持している。18年も12月9日終了時点で17.8%と高い。比較的成長の遅い馬が多かった17年の3歳世代も10月以降に成績を上げ、16.6%を記録している。

98~06年までは4歳馬の連対率を上回ったことが無かったが、その後は07、09、10、14年で4歳馬を上回った。最近も17年は4歳馬が16.7%、18年は17.8%で、3歳馬は4歳馬とほぼ互角に渡り合っている。近年の3歳馬が強くなっているのは数字からみても確か。これまで3歳馬が好結果を残すと、「今年の3歳世代は強い」と話題になってきた。が、その強い世代が翌年の3歳馬に押されている傾向が続いているのをみると、もう3歳馬は毎年強いものだと認識したほうがいいといえる。

なぜこうした流れができたのか。この夏、3歳馬で重賞に挑む前、レースに向けた最終追い切り後に古馬との力関係を問われた騎手の福永祐一が興味深い言葉を発した。「最近の馬は以前と比べると、生まれる時期が早くなっているし、あまり3歳というのは関係ないのでは」

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