2019年1月17日(木)

NZ相次ぐクジラ大量死 海水温上昇の影響も?

南西ア・オセアニア
2018/12/11 10:31
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【シドニー=共同】ニュージーランドでクジラが浅瀬に打ち上げられて大量死するケースが相次いでいる。同国自然保護省によると、詳しい原因は不明だが病気や方向判断のミス、急激な引き潮などの要因のほか、海水温の上昇がクジラの生活や行動に影響を及ぼしているとの見方もある。

ニュージーランド南島沖のスチュワート島の浜辺に打ち上げられたゴンドウクジラ=同国自然保護省提供・共同

同省は11月26日、南島沖のスチュワート島の浜辺に最大145頭のゴンドウクジラが打ち上げられ死んだと発表した。同月29日には南島沖のチャタム島の浅瀬に約90頭のゴンドウクジラが打ち上げられ、うち51頭が死んだ。同時期に北島でもユメゴンドウの集団座礁が確認されている。

英BBCによると、群れをつくるクジラの場合、衰弱したリーダーが海岸に流されると他のクジラもついていき、大量漂着となることがある。半島や岬近くの水深が浅い海域に入り込むとクジラが混乱して群れのコミュニケーションに支障を来し、方向判断を誤るケースもあるという。

ニュージーランド・マッセー大の海洋哺乳類学者、ストッキン氏は「エルニーニョ現象の影響でニュージーランド周辺海域でも海水温が高くなっている」と指摘。海流に変化が生じ、オキアミなどのプランクトンや、これらを餌とするクジラが以前に比べ海岸に近い海域で生息するようになったといい、大量漂着しやすくなったとみる。

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