盗まれた清張全集 ファンが寄贈、北九州の図書館

2018/12/11 9:52
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北九州市立中央図書館で9月、「松本清張全集」全66冊のうち62冊が盗まれた事件を受け、ファンの一人が全集を寄贈、約3カ月ぶりに書棚に戻った。同館は「本来の姿に戻りうれしい。(盗んだ人は)ぜひ早く返してほしい」と訴えている。

北九州市立中央図書館に寄贈された「松本清張全集」(同館提供)=共同

松本清張さんは現在の北九州市出身で、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞し、その後社会派推理作家として活躍。1992年に82歳で死去した。

同館によると、被害を知った福岡県宗像市の80代男性から「小倉ゆかりの清張の全集が地元の図書館にないのは寂しいことだ。お役に立ててほしい」と寄贈の申し出があった。他にも東京や横浜市などから計6件の申し出があったが、保存状態の良かった男性の全集を受け取り、11月末に書棚に並べた。

9月9日午前9時ごろ、巡回中の司書が書棚から全集57冊分が消えていることに気付き盗難が発覚。貸し出し状況の確認などのために書棚を離れ、同9時35分ごろに戻ると、さらに5冊分が消えていた。小倉北署に被害届を提出している。〔共同〕

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