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ペルー、国会議員の連続再選禁止 国民投票で賛成多数

【サンパウロ=外山尚之】南米ペルーで9日、国会議員の連続再選を禁止するかどうかを問う国民投票が実施され、賛成多数で承認された。ペルーでは有力政治家による汚職発覚が相次いでおり、国民の間で政治不信が高まっていた。少数与党のビスカラ大統領が議会で多数派を占める野党陣営の弱体化のため実施したもので、狙い通りの結果となった。国会の多選制限は世界的にも珍しい。

9日、リマで国民投票の投票をする女性=ロイター

国民投票では8割近い国民が連続再選について認めないと回答した。既に憲法改正案は議会で通っており、次回の議会選から国会議員は同じ選挙区で出馬できなくなる。ビスカラ氏はツイッターに「ペルーは勝利した」と投稿した。

ビスカラ氏は3月、クチンスキ前大統領の汚職発覚に伴う辞職で大統領に就任した。議会ではアルベルト・フジモリ元大統領の流れをくむ「フジモリ派」が多数を占めており、与野党間の対立で議会が機能不全の状態が続いていた。

フジモリ氏の長女で最大野党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ・フジモリ容疑者が10月にマネーロンダリング(資金洗浄)などの容疑で身柄を拘束されたことに続き、野党にとっては痛手となる。

今回の国民投票では、連続再選の禁止のほか、汚職を防ぐための政治資金規制と司法制度改革、国会の二院制復活が提案された。政治資金規制と司法制度改革は賛成多数で承認されたが、二院制復活は否決された。

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