2019年4月26日(金)

埼玉・秩父の旧秩父セメント跡地 鍵メーカーが進出

2018/12/10 22:00
保存
共有
印刷
その他

埼玉県秩父市の旧秩父セメント(現・太平洋セメント)第1工場跡地に、鍵メーカーのオプナス(東京・中央)が進出することが決定した。埼玉県皆野町にある埼玉工場を移転・拡張し、2020年度の稼働を目指す。市は11年から同跡地に企業を誘致してきたが、7年かけて進出企業が決まった。跡地は約7万平方メートル残っており、市は企業誘致を急ぐ。

秩父市の久喜邦康市長に工場新設を報告するオプナスの峯村陽一社長(左)(10日、秩父市役所)

オプナスは7日に同跡地の地権者である太平洋セメントと土地の売買契約を締結した。同社の峯村陽一社長が10日、秩父市役所を訪れ、秩父市の久喜邦康市長に報告した。久喜市長は「(工場が解体して以降)久しくそのままになっており、検討を何度も重ねてきた。地域活性化につながる都市計画も練っていきたい」と述べた。

オプナスの進出する土地には地域経済のシンボルだった旧秩父セメント第1工場があった。国内需要の低迷などで04年に工場を閉鎖、08年から工場の解体が始まった。生産設備以外の施設の跡地では「道の駅ちちぶ」やショッピングセンター(SC)「ウニクス秩父」が開業したが、プラントがあった約10万平方メートルの広大な敷地は更地の状態が続いていた。

当初は新たな市民会館などを同地に建設することが検討されたが、11年に東日本大震災が発生。市役所の庁舎と市民会館が被害を受け、現在地に合築した。市や太平洋セメントは11年、残った跡地を企業誘致に活用する方針を決定した。

秩父市は大手企業の工場立地を促すため、2012年に上限2億円の奨励金「大型特例制度」を新設。16年には上限を5億円に引き上げた。

跡地は国道299号と140号の交差点から近い。市は19年度中にも、跡地内に両道路をつなぐ市道を整備する。ただ、道路整備とオプナスの工場敷地分(約2万800平方メートル)を除いても約7万3000平方メートルの土地が残る。

同市企業支援センターの担当者は「(企業誘致の方針が決定してから)丸7年がたった。企業誘致活動を強化したい」としている。

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報