2019年3月25日(月)

本庶さん、ノーベル授賞式へ 弟子も晴れ舞台に期待

2018/12/10 19:21
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【ストックホルム=岩井淳哉】本庶佑・京都大特別教授は10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムのコンサートホールで開かれるノーベル賞授賞式に臨む。地元京都であつらえた羽織はかまで出席し、共同受賞者のジェームズ・アリソン米テキサス大教授とともに、スウェーデンのカール16世グスタフ国王から生理学・医学賞のメダルと賞状を受け取る。

 ノーベル賞授賞式に臨む本庶佑・京都大特別教授(前列中央)。左隣は医学生理学賞を共同受賞するジェームズ・アリソン米テキサス大教授=10日、ストックホルムのコンサートホール(共同)

ノーベル賞授賞式に臨む本庶佑・京都大特別教授(前列中央)。左隣は医学生理学賞を共同受賞するジェームズ・アリソン米テキサス大教授=10日、ストックホルムのコンサートホール(共同)

本庶さんは7日午後(同7日夜)の受賞記念講演後の記者会見で「やるべきことは半分が終わった。後は授賞式でメダルをいただくことが大仕事」と語った。文化勲章親授式などでも和装で臨んでおり、授賞式も「日本で研究してきたという意味を込めて、和装でいこうと思う」と話していた。

授賞式には、本庶さんの研究を支え苦楽をともにした弟子たちや共同研究者らも出席し、本庶さんの晴れ舞台を見守る。弟子の一人、石田靖雅・奈良先端科学技術大学院大准教授は授賞理由となったがん免疫療法の鍵となる遺伝子「PD―1」を発見した。「私が始めた仕事がここまで大きく成長したことに驚いている」と話す。

弟子の縣(あがた)保年・滋賀医科大学教授は日本で授賞式をネット中継などで見守る。「ともに苦労した人たちもスウェーデン入りし、自分も現地にいる気分で感無量だ」と話した。石田さんの研究を引き継いだ縣さんは「当初、期待を裏切るデータが積み上がり、辛酸をなめ尽くした。ノーベル賞につながるとは予想しなかった」と明かす。

縣さんのさらに後輩の西村泰行さんはPD―1の働きを解明するのに、7年間かけた。西村さんは授賞式に参加し、師匠の晴れの舞台を見守る。

共同研究者の湊長博・京都大副学長も授賞式に参加する。湊さんが加わることで、PD―1ががん免疫薬に応用できる可能性がわかり、研究が進展した。湊さんは「本庶先生は他人の意見や経験よりも自身の論理を信じて臨床応用に突き進んだ」と振り返る。

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