浄法寺漆産業 国産漆の普及けん引、増産に新技術活用
(東北技あり企業)
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漆の生産で日本一の岩手県。2018年度から国宝や重要文化財の建造物を修復する際、すべて国産漆を使うようになり注目されている。だが国内で流通する国産は約2%にすぎない。浄法寺漆産業(盛岡市)の松沢卓生社長(46)は10年以上前に国産漆の潜在力に気付いて起業、新技術を活用して漆の増産も手掛け始めた。
松沢社長が漆と出会ったのは05年。岩手県職員として、国産の7割を占める二戸市浄法寺地区の漆振興を担当...
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