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順天堂、入試で一律不利な扱い「女子はコミュ力高い」

165人が不合格に

順天堂大は10日、医学部医学科の入試で女子や浪人生に一律不利な扱いをしていたと発表した。不利益な扱いで不合格となった受験生は2017、18両年度で計165人。うち2次試験で不合格の48人を追加合格の対象とし、入学意向を確認する。1次試験の不合格者には受験料を返還する。差別的な扱いは遅くとも08年度には始まっていたという。

順大は文部科学省から不適切な入試の可能性があるとの指摘を受け、10月に第三者委員会を立ち上げ調査していた。新井一学長は記者会見で「受験生や保護者らに多大な心配や迷惑をかけ深くおわびする」と謝罪した。

第三者委の調査結果によると、不適切な扱いがあったのは一般入試の「A方式」「B方式」やセンター試験利用入試など4つの入試方式。2次試験では4方式で一律に女子を不利にしていた。例えばA方式では小論文、面接試験の点数(1.0~5.4点)で合格者・補欠者を決める際の基準点について女子を男子より0.5点高くしていた。

1次試験では「A方式」で学力試験の成績が一定以下の場合、合否判定で女子や浪人生に厳しい基準を設けていた。

順大によると、女子の方が面接の得点が高い傾向にあり、同日の記者会見で「入学時点では女子の方がコミュニケーション能力が高い。男女間の差異を補正するものと考えていた」と説明。女子寮の収容能力が足りなくなるため合格者を抑えてきた経緯もあったとしている。

浪人生の扱いについては浪人年数と学力試験を組み合わせて評価していたため一律の差別とは考えていなかったという。

追加合格の入学意向の確認は12月28日までに行い、希望者の人数を19年度の募集定員から差し引く。

文科省が医学部医学科がある全国81国公私立大の2013~18年度の入試を調べたところ、順大の男子の合格率は女子の1.67倍で、最も差が大きかった。順大は16年度以前の入試についても第三者委で調べる。

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