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中国、カナダを強く批判 「重い代償払う」

【北京=永井央紀】カナダが米国の要請に基づいて中国・華為技術(ファーウェイ)幹部を逮捕したことをめぐり、中国がカナダ批判を強めている。共産党機関紙の人民日報は9日付で、幹部の罪が確定していないのに「手錠をかけ、足かせをつけた」と指摘。「過ちを正し、中国国民の権利侵害を直ちに止めなければ、重い代償を払うことになる」と強調した。

人民日報は3面に掲載した重要コラム「鐘声」で、ファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)の逮捕を評論。カナダの対応について「根拠無しに中国人民を重刑犯のように扱い、基本的人権を踏みにじった。これのどこが文明的な国のやり方か?どうして義憤にかられずにいられようか?」と強い論調で批判した。

国営新華社通信も孟氏の扱いを「大きな侮辱であり人格無視だ」とした。「カナダの法律に違反していないのに、米国の一方的な主張を聞いて拘束したことは法にも理にも情にもかなわない。カナダ当局に口出しの権利はない」と主張した。孟氏は高血圧などの健康問題を抱えているうえ、5月に頸部の手術をしたばかりだとして「人道的配慮を欠いている」とも批判。「カナダはしばしば人権を口にする国なのに」と皮肉った。

トルドー首相が逮捕を事前に知っていたと認めた点も「中国側に知らせることなく、中国人の感情を傷つけた」。即時に釈放しなければ「深刻な結果をもたらし、カナダがその全ての責任を負うことになる」と断じた。

中国外務省の楽玉成次官は8日、駐中国カナダ大使を呼んで孟氏の即時釈放を要求。正当な権利が守られなければ「重大な結果を生み、すべての責任はカナダが負わなければならない」と警告した。北京の外交筋は「中国に滞在しているカナダ人の間に不安が広がっている」と語った。

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